『世界一やさしい「才能」の見つけ方』の内容と感想

どーもなのです!堕落ニト(@neeeet_dollar)でございます!

早速ですが、今回紹介する書籍はこちら!

『世界一やさしい「才能」の見つけ方 一生ものの自信が手に入る自己理解メソッド』です。

こんな人におすすめ!

  • 自分には才能がないと思っている方
  • やりたいことが見つからない方
  • 自分に自信がない方

世界一やさしい「才能」の見つけ方

世界一やさしい「才能」の見つけ方はジコリカイ株式会社代表取締役である八木仁平氏によって書かれた本です。

この本はシリーズ化されており、この本以外にも『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の続編のような扱いとなっています。

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は中田敦彦のYoutube大学でも紹介されていることから、多くの方が知っているかもしれませんが、やりたいことの見つけ方では紹介しきれなかった部分をさらに詳しく解説してくれているのが本書となります。

2023年に初版が発行されており、自分の才能が見つからない現代人の悩みにズバッと答えてくれている一冊となっています。

目次に書かれていること

『世界一やさしい「才能」の見つけ方』に書かれている目次は以下の通りです。

  • はじめに
  • CHAPTER1:なぜ、才能に気づける人と気づけない人がいるのか?
  • CHAPTER2:学ぶと世界の見え方が一変する「才能の公式」
  • CHAPTER3:自分の中に眠る宝物を掘り起こす「才能を見つける技術」
  • CHAPTER4:あなたらしく輝けるようになる「才能を生かす技術」
  • CHAPTER5:誰もまねのできない強みを手に入れる「才能を育てる技術」
  • おわりに

本当はチャプターごとにさらに細かい見出しが書かれているのですが、すべて表示するとネタバレになってしまうので、大まかな目次のみ表示しております。

この本は読むだけで自分の「才能が分かる」というわけではなく、実際に手を動かして紙やメモ帳に記すことによって自分を体系的に理解することができます。

ですので、必ず読んだ後は本の内容を実践しなければ意味がないので、必ずノートなどを手元に用意したうえで読み進めることをオススメします。

才能とは?

「才能」という言葉を聞くと、あなたはどんなイメージがありますか?

多くの人が「野球の才能」や「音楽の才能」などをイメージするのではないでしょうか。

しかし、この本が提唱する「才能」は上記のような才能ではありません。この本では自分の才能とは何かをはっきりと自覚するところにフォーカスを当てて、自身の才能の見つけ方をコーチングしてくれます。

多くの人が勘違いしやすいものに「スキル」や「知識」があります。なぜ、スキルや知識は「才能ではない」と判断されているかというと、後天的に身につけることができるから、だそうです。

「才能」とは人が生まれつき持っているもので、特別な努力をせずに身についたものと定義されており、さらに言うとどんな仕事でも活用が可能で一生使えます。

例えば、プログラミングというスキルを持っていた場合、宮大工の仕事をしようと思ってもプログラミングの知識は活用できませんね。

そのため、自分の才能を調べるときには、スキルや知識のように後天的に身につけられるものではないかどうかを確認する必要があります。

また、この本が提唱する「才能」は必ず「動詞」です。

前置きが長くなりましたが、それでは才能の見つけ方について紹介していきます!

才能の見つけ方

それでは実際に才能の見つけるために、以下の5つの質問に答えてみてください。

  1. 他人にイラっとすることは?
  2. 親や先生に注意されたことは?
  3. やってはいけないと禁止されると辛いことは?
  4. あなたの短所を「だからこそ」で言い換えるとどうなりますか?
  5. ほかの人は嫌がるのに自分には楽しいことは?

1つの問いに対して1つの回答である必要はなく、どんどん回答を書いていってください。質問に答えることによって、あなたの才能がどんどん発見できます。

ちなみにですが、奈波の場合でお話しすると「空間把握能力がある」ことと「徹底的な合理主義」のふたつが大きく分けて見つかりました。

というのも、15個ほど長所を書き出していったのですが、長所の7割が突き詰めると合理主義者の特徴に合致あってしまったため、簡潔に合理主義的な考え方ができる、ということを才能としてまとめております。

ですので、細かく分けると「整理整頓が得意」「無駄なものやことを発見できる」「感情が高ぶっても判断は冷静」など複数の才能が当てはめることができますが、大まかに自分を表す場合には「合理的な考え方ができます」と表すと早いと感じています。

さて、上記の5つの質問に答えて10個も見つからなかったという方、安心してください。

この本ではそんな方に「才能の具体例1000リスト」という特典が用意されています。しかし、これは書籍限定です。実は著者の八木仁平氏が運営しているジコリカイ株式会社でLINEの友達登録を行うことで「才能の具体例100のリスト」がダウンロードできますので、そちらを参考にしてみてもよいかもしれません。

ジコリカイ株式会社

さらに、才能の見つけ方について、3つ目の方法も紹介します。

3つ目の方法は以下の2つの質問を自分ではなく他人に投げかけてみてください。

  1. 自分がほかの人とは違う点
  2. 自分は何しているときが楽しそう?

さらに自分自身で「人から褒められて意外だったこと」についても考えてみてください。「こんなことでほめられたのは意外だったなぁ」という視点で考えましょう。

以上3つの才能の見つけ方を実践して、たくさん才能が見つかったら、最後に才能を3~5つのグループに分類してください。

3~5つのグループに分類できたら、その才能と関係している具体的な経験を4つほど記入していきます。具体的な経験として書く内容はは短所としての経験でも構いません。

才能を活かす

自分にはどのような才能があるのか自覚できたとしても、その才能を上手に利用できなければ宝の持ち腐れです。

才能を活かすためには、長所を伸ばしていく必要があります。才能は長所にも短所にもなりうるので、必ず長所を伸ばしていきましょう。

そのうえで、短所をカバーする必要がある、とこの本では紹介されています。ですので、まずは「長所を伸ばす」、そのうえで「短所をカバーする」という順序が大切だということです。

では長所を伸ばすにはどのようにすればよいのか。2つの方法を提案してくれています。

  1. クラフト法:他人の真似をするのではなく「自分の才能を上手に使う方法はないのか?」と考える方法
  2. 環境移動法:自分の長所が輝く場所で自分がやりたい仕事を行う方法

簡潔にいうと、まずはクラフト法を試してみて、結果が出なかったら別の職場で働いてしまおう!ということです。
よく「うちの職場でダメならどこに行っても通用しないぞ!」といわれることがありますが、そんなことは絶対にないと著者は断言しています。

つまり、環境を変えることによって長所が活かせることがあるので、このクラフト法と環境移動法を活用して長所を活かすことを考えてみてはいかがでしょうか。

続いて才能を育てる方法です。活かす方法が分かったら、次は育てていかなければなりません。

才能を活かす方法も4つのステップ形式で説明してくれているので、とても分かりやすいです。

  1. ロールモデルを見つける:あなたが嫉妬した人はあなたのお手本になる
  2. アドバイスを他人に聞く:「あなたはこういう点がすごいよね」と長所を見てくれる人に聞く
  3. 4タイプの才能分類から選ぶ:新しいことを始める「推進型」、人に伝えるのが上手な「表現型」、リスクや分析が得意な「思考型」、人の気持ちを推し量る「人間関係型」
  4. 好きなことを探求:才能×好きなことを合わせれば誰も追いつけない

特に刺さった一文

なりたい自分や憧れは悪いものです。今日限りで捨ててしまいましょう。

著者は「憧れ」を手放さない限り、自己の才能は見つからないと断言しています。

なぜ、これはとても刺さった一文なのかというと、私自身、本当にさまざまなビジネス書を読んでいるとどこにも書かれているのが「なりたい人」、「憧れている人」を見つけてその人に近づく努力をしましょう、と書かれています。

そのようなことを読んでからかれこれ10年以上経ちますが、結局「憧れる人」を見つけることはできませんでした。

加えて、私は新卒で入社した会社を1年半、その次に働いていた会社も1年半とほかの人よりも比較的早く辞めています。2つの会社は後ろ向きな理由と前向きな理由で辞めているので全く違いますが、どちらもなりたい自分にはなれず、むしろなりたい自分になるには苦痛だったため、(そう)なることを早々にあきらめていました。

ですので、「なりたい自分が悪い」という意見は非常に腑に落ちますし、憧れを持たない自分をとても肯定してもらえたような気分になったため、この一文を特に刺さった一文として選ぶこととしました。

読書後の行動は?

そもそも、この本は読書しながら実際に手を動かして、自分の才能を発見していくタイプの本ですので、行動ありきで読むべき本となっています。

ですので、読書後の行動としては、このように書評をブログで記載して、どのようなことが書かれていたのかをしっかりとアウトプットすることになりました。

自分の才能についてははっきりと理解することもできましたので、やはり購入する意義のある本ではないでしょうか。

特に、前作の『世界一やさしい「才能」の見つけ方』を読む中で、才能の部分だけをさらにフォーカスして解説している本なので、前作の才能の見つけ方の部分を読んで「よくわからないな」と感じた方には一緒に購入することが非常におすすめできます。

この本のおすすめ度

堕落ニト(@neeeet_dollar)的には「★★★★★」ととてもオススメの一冊!

星5つでとてもおすすめ

まとめ

『世界一やさしい「才能」の見つけ方』について紹介してきました。

やはり、この本は前作である『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』とセットで購入することを非常におすすめします。


それは、奈波自身も前作『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読んで、才能の見つけ方については挫折したためです。

この本を読むことによって自分の才能もしっかりと理解できましたし、自分の才能が分からない、という方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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