『「続けられない自分」を変える本』の内容と感想

どーもなのです!堕落ニト(@neeeet_dollar)でございます!

早速ですが、今回紹介する書籍はこちら!

『「続けられない自分」を変える本』です。

こんな人におすすめ!

  • 1分間で習慣化できる自分になりたい方

「続けられない自分」を変える本

「続けられない自分」を変える本は目標実現の専門家でメンタルコーチとしても活躍する大平信孝氏によって書かれた本です。

著者の大平氏はメンタルコーチとしてプロのコーチを養成する立場にある人物で、第一線で働くメンタルコーチといっても過言ではありません。

この本自体も非常に読みやすく、特に巻末の特典まで用意されているので、習慣化につなげやすい一冊といえるでしょう。

目次に書かれていること

『「続けられない自分」を変える本』に書かれている目次は以下の通りです。

  • 第1章:「続けられない自分」を変えられない理由
  • 第2章:続けられる自分になる「エモーショナルハビット」
  • 第3章:習慣化シートの作り方
  • 第4章:50秒で「感情」を味わい10秒で「行動」する
  • 第5章:「習慣化」を加速させる方法
  • 第6章:自分と仲良くなる習慣

目次をみて多くの方が「あまり聞きなじみのない単語が並んでいるな」と感じたのではないでしょうか。

そうなんです!

この本はよくある習慣化の本とはちょっと違った切り口を持っており、まずはなぜあなたが習慣化できないのか、ということを解説した後で、簡単に習慣化できるための方法を紹介しています。

ただ、この本で紹介されている「習慣化シート」の作り方については、ちゃんとしたフォーマットが本の中で紹介されているので、ぜひとも一度手に取って読んでみてください。

この「習慣化シート」を作ることがこの本の意義であり、本を購入する理由になると思います!

なぜ習慣化できないのか

突然ですが、「なにか新しいことを習慣化しよう!」と思い立ってできない人の割合をご存じでしょうか?

なんと96%にも及ぶそうです。100人いても4人しか自分でやろうと決めても習慣化することができません。

しかし、習慣化は4%の人しかできないとあきらめる必要はありません。

実は96%の人が新しい習慣を続けられないのには何らかの理由があり、以下では代表的な3つの理由を挙げます。

1.そもそも続けたいと思っていない

このパターンの場合は、新たに始めよう!と思った習慣がそもそも自分にとって必要ない習慣だった、というパターンです。

何事も、本気で「やりたい!」と思ったことでなければ当然挫折する可能性が高くなるのは当たり前であり、さらに実際に習慣化できたとしても達成感が薄いです。

奈波も宅建士の資格は持っていますが、友達から一緒に取ろう~と誘われてとったので、はっきり言って全く活用していません。

達成感はありましたが、特段不動産に興味があるわけではないので、あまり意味のない状態となっています。

話がそれましたが、このパターンの場合はまずは自分に対して「本当はどうしたい?」と問いかけることから始めましょう。

本当はどうしたいのか、ということが見えてきたら、実際の現実を考えます。今はこうなっている、と現実を淡々と書くとわかりやすいです。

最後に現実を理想に近づけるために、どうしたら近づくのか、という道筋を考える必要があります。

2.自分には続けられないと思い込んでいる

このパターンの人は「過去に習慣化で失敗したことがある」人だと思います。

過去の失敗から続けられない自分が想像できてしまうので、徐々に習慣化ができなくなっていってしまいます。

実はこの「思い込み」というのは非常に厄介です。自分が「こうだ!」と思い込むと本当にそうなっていきます。良い方向の思い込みであれば人生もよくなっていきますし、悪い方向への思い込みはさらに自分を追い込みます。

このパターンの人は習慣化うんぬんの前に、先に自信をつけることが大事になってきます。

3.行動するときに「めんどくさい」や「続けるのが難しい」と感じる

このパターンの人は単純に「習慣にする内容のハードルが高い」パターンです。

皆さんも経験はありませんか?

今日から「10キロジョギングしよう!」と思い立って、3日目で今日は「雨も降ってるからやめよう」と挫折したことは。

朝走ろう!雨やめよう!は本当にあるあるだと思います。雨で休んだ日の次の日に走りに行く方がどれだけいるでしょうか。おそらくほとんどいないでしょう。

ですので、このパターンの人はいきなり走るのではなく、まずは「外に出る」程度から始めていくと習慣化がしやすいでしょう。

感情を「味わう」?

目次の中にもあるこの「感情を味わう」という言葉。この言葉こそこの本のキーワードであり本題ともいえる部分です。

どういうことかというと、すでに自分が習慣化できたことによって達成した未来を先に感じてしまおう!ということになります。

本の中で紹介されている具体例を1つ挙げます。

毎日30分のジョギングをしたい、というパターンについて考えてみましょう。

今回の場合では、味わいたい場面として「ホノルルマラソンで完走!完走後に仲間と乾杯!」と仮定されています。

このマラソンを完走してゴールテープを切るシーンは非常に想像しやすいですよね?

さらにこの場面を達成したときには「やり切った!」や「毎日コツコツ続けてきてよかった!」という感情が湧き出ると思います。

この湧き出る感情を先に味わっておく(=自分の中で想像する)ことで、習慣化しやすくなるというやり方です。ちょっと面白くないですか?

この時重要なのは、味わいたい感情と味わいたくない感情をセットで想像することが大切なのだそうです。もちろん習慣化シートにはどちらの感情も記入します。

そして、50秒間この目標達成時の「味わいたい感情」と「味わいたくない感情」の双方に浸ったら、10秒アクションを行います。

この10秒アクションは本当に10秒で行えるアクションを3つほど習慣化シートに書いて、その3つの中から1つ選んで実践します。

10秒でできるアクションにする理由は、単純に「失敗がないこと」や「時間がなくてできなかった」という言い訳が通用しなくなるので、非常に優れているといえるでしょう。

さらに何らかの理由で習慣が途切れてしまった場合でも、すぐにやり直しがきくという点からも非常によく考えられています。

習慣化をさらに加速するには

習慣化シートを作成して感情を味わい、10秒アクションを継続できるようになったら、次のステップに進みます。

10秒アクションを行った後に5分アクションを行うと、さらなる習慣の継続ができる、と著者は解説します。

そもそもアクション(=行動)というものは簡単すぎても難しすぎてもダメ、という非常に難しいものなのだそうです。

ですので10秒アクションをずーっと続けると飽きてきて続かなくなってしまいますし、最初から高いハードルを設定すると冒頭にもお話しした通りです。

習慣化するためには徐々にハードルを上げていく必要があり、それが10秒→5分→10分とちょっとずつアップデートしていくことが習慣化となっていきます。

しかし、長く続けられるようになったとしても、最初の10秒アクションは続けるようにしてください。

というのも、この10秒アクションはあなたの行動にスイッチを入れるトリガーのような役割を果たしてくれているので、「10秒アクションをした!」さらに次の行動をしよう!と行動をつなげることに一役買ってくれています。

この感情を味わって10秒アクションを作る、という手法は多くの本では書かれていない内容となっているので、ぜひ一度実践してみたい!と思いました。

特に刺さった一文

「本当に習慣化する必要があるか?」ということです。

この一文は冒頭の習慣化できない理由のなかで書かれている一文なのですが、これは非常に刺さりました。

奈波はなんどもダイエットをしようと思い立ったことがあり、そのたびに朝走ろう、とか朝運動しよう、とかよく実践したものです。

しかし、ご想像の通り長続きはしませんでした。

そもそも、ダイエットを行う上で、必ずしも朝運動することが必要なのか?という前提条件が間違っているのではないか、ということに気づくまではこのできもしない習慣を再び思い立っていたことでしょう。

ある目的を達成するために習慣化する。これは非常に素晴らしいことではあるのですが、その目的を達成するためには習慣化以外に道はないのか?と考えることも必要です。

そのため、この一文は非常に次にやりたいことや目標としていることを考えるときに、本当に習慣化する必要があるのか考えさせられる一文となっています。

ちなみにダイエットについては、この記事を書いている現在で、約半年で-8kg痩せることを達成できましたが、まだまだ道半ばであり、目標は今の体重から10kg減となっています。

読書後の行動は?

ブログにてアウトプットを行いました。

さらに習慣化シートのダウンロードと実際に習慣化シートの作成を行いました。

この本のおすすめ度

堕落ニト(@neeeet_dollar)的には「★★★★★」ととてもオススメの一冊!

星5つでとてもおすすめ

まとめ

『「続けられない自分」を変える本』について紹介してきました。

目標を達成したときの感情を先に味わってしまうことで、自分はこの未来に向かって進んでいる!ということを強烈に意識できる習慣化の手法です。

ブログの文章だけではいまいちこの本の良さは伝わっていないと思いますので、気になる方はぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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